「就活キツイ…。」就活から逃げたくなるとき、ありますよね。そんなときはちょっと就活を休んでなんとなくでもこの記事を読んもらえたなら嬉しいです。
なかなか就活は思うようにいかないもので、意欲の低下を感じている人もいるかもしれません。そんなあなたへ、就活のアドバイザーの私からメッセージを送ります。
目次
就活をしているとあるあるなこんなこと
- 志望する企業から連絡がなくて不安になる
- 面接で思うように話せずに自分を責める
- 周りの人が次々と内定を得るなかで、自分だけが取り残されているように感じる
- エントリーシートを書いても、なかなか通過せずにモチベーションが下がる
- 自分の強みや魅力を見つけられずに自信を失ってしまう
一度はこんな思いや経験をします。つらい気持ちや不安でいっぱいになれば、誰だって心が折れそうになるでしょう。そんなときは、一息つきましょう。無理は禁物です。
ポジティブ変換の力
「キツイ」「厳しい」「困難」「無理」をポジティブ変換すると「やりがいがある!」になるかもしれません。
確かに就活は困難です。辛くなることは多々あるでしょう。でも、そんな今があなたの成長につながるときでもあるのです。
たとえ失敗だらけでも。先を閉ざされて、前に進めなくなったとしても。すべての困難は「気持ちの持ちよう」で、乗り越えることができるようになります。
就活は「やりがいがある」と考えて取り組むことで、それが可能になるのです。その時々で行き止まってしまっても、ここをクリアするにはどうするべきなのか。戦略を練り直しながら、ひとつづつ攻略する。そうすることでモチベーションを維持しやすくなるかもしれません。
私の場合は、つらいときはよく神社参拝をします。心が疲れているときにはおすすめですよ。境内の空気をたっぷりと吸いこんで、参拝したあとには神様からの助言をいただけないかという気持ちで「おみくじ」を引いたりします。心の迷いがあるときには「凶」とか「末吉」が出ることが多いのが不思議です。でも、「凶が出た」というような結果に対してはあまり気にしていなくて、おみくじに書かれているメッセージを深読みすると気づきが得られるものです。そこに、いまの自分にとって「有益な助言」や「戒め」が書いてあることが多いのです。気づきを得ながら、少しずつ前進していくといった感じでしょうか。あなたも、よかったらやってみてください。
就活には困難がたくさん待ち受けていると思います。あなたなりのリラックス法を探して、ときどき息抜きをしてください。時間がかかってもいいです。きっと、何かが見えてくるかもしれません。
就活を「ゲーム」に見立てて考えてみる
あなたはゲームが好きですか?
もし好きなら「難関クリア」こそ夢中になるのではないですか?
あっけなく簡単にゴールするよりも、攻略に力が入るほうが断然面白いという人もいるのではないかなと思うのです。就活も同じリアルな攻略ゲームと考えてみてはどうでしょう。あなたという人物を、志望する企業が「欲しい」と思わせる戦略を考えて挑むのです。難関ステージをクリアするための戦略は、自己理解と企業研究とのマッチングです。戦略を実行するプロセスが就活なので、ゲームと同じと考えてみてください。
上手くいかずに前に進めないならば、そこには必ず何か原因があります。自分の思っている方向と違うやり方をしてみたり、スキルがまだ備わっていないということもあります。「この困難を、どうやって超えるのか。」それを冷静に立ち止まって考える時間は、絶対に必要です。
たとえば「面接」というステージは、あなたのスキルと知識を試される場なので、このステージをするために足らないものは何なのだろう? わからないのであければ、すでにクリアしている先輩や、大学の就活アドバイザーに聞いてください。ひとりで考えるよりも、誰かに見てもらうことで良いヒントをもらえます。
「ようやくステージをひとつクリア!前進できた!」
この繰り返しで少しずつ少しずつ、ステージアップする。工夫しながら進んでいくことで、自らも成長していきます。そして、いつの間にかゴールに近づくので、どうか安心してください。
ピンチこそチャンス!
「ピンチはチャンス」という言葉を聞いたことがありますか?
困難なときこそチャンスが来る!という意味です。前進して壁を乗り越えているときに、実はそのとき新たな道が開けていたりするものです。チャンスの神様は色々な方向からやってくるので、思考を多方面に向けていないといけません。そのためには困難にきちんと向き合っていることが大事で、そこから得られる成長や、新しい出会い、生まれるスキルは、将来の大きな財産になります。
私も若いころ、すごく落ち込んだ経験があって、人生の困難に向き合っていました。その時は今の私のような就活アドバイザーのような存在もありませんでした。ネガティブの深い沼にどっぷりハマってしまって、凹んだ気持ちのまま、とても長い年月を過ごしてしまったこと、いまは後悔しています。
もっと早く自分で気づくことができて、気持ちをリセットできたなら、もっと楽しい20代があったのかもしれないなと思うことがあります。
でも、気持ちが塞いだまま過ごすつらさを、私自身が経験してきたからこそ、いまの私の仕事に結びついたのだろうと思うと、すべては無駄ではなかったと今は思います。
もしあなたがいま、ネガティブな深い沼にハマりそうなら、なるべく早く抜け出して、少しずつでも前に進んで欲しい。そう願っています。
無理せずに、少しずつでも大丈夫
スピードは遅くても大丈夫です。だから焦らないでください。周囲のみんなと同じでなくてもいいと私は思っています。大事なのは、自分のペースで確実に進化すること。ゆっくりでもいいので、焦りは禁物です。
ゴールのタイミングは、人それぞれ。疲れたときはしっかりリフレッシュして心身のバランスを整えることを第一優先にするべきです。なぜなら、身体の健康はすべての資本だからです。
マイペースに焦らずに進んでも、あなたのタイミングで、自分に合った道を必ず見つけることができます。就活を休んだらだいぶ遅れてしまって、志望業種や職種を変えたほうがいいか…など、悩みが増えてしまい、さらに停滞してしまったというケースもあります。そんなときは、焦らずに、悩みのひとつひとつをクリアにしていきましょう。
志望職種や業界を変えたい気持ちになったなら、そのことに途中で「気づいたこと」は良かったことです。改めて業界研究や職種の理解をし直して、新たな気持ちで再出発すれば大丈夫です。新しい発見はチャンスと捉えましょう。
チャレンジし続けることの大切さ
あなたの歩んだ道はあなたの実績、そして努力の証。たとえ失敗経験や上手くいかない経験ばかりだとしてもです。少しずつでも前に進むことをやめなければ、いつかは必ずチャンスや新しい出会いがあります。
私もそう信じて、現在までやってきました。信じることを大事にしてください。辛い経験こそ、人生においてとても大事な学びの時間だと、私自身も学んできました。困難に立ち向かっていくことで、得られる経験や知識は、将来の大きな財産になります。チャレンジし続けていくことは勇気や忍耐も必要で、大変ですが、人生の冒険にもなる。なによりも、自己成長につながります。
助けを求めることも必要です
まずは一人で悩まずに友人や先輩、先生、両親、大学のアドバイザーなどに相談しに行きましょう。身体や心の悩みも、誰かに打ち明けてみると良いでしょう。言葉に出して相談する勇気をもつことも大事なことです。相談すれば少し気持ちが軽くなるかもしれないし、気づきが得られるかもしれません。
現代の就職活動はとても厳しいですが、大人になったらさらに辛いこともあるでしょう。そう言われると社会に出るのが怖いと思うかもしれませんが、でも長い目で見れば、これから多くのチャンスも待っています。いま誰かに助けを求めることで、得られるものが何かあると思います。
失敗はあなたが挑戦してきた証
「たくさん失敗した」ことに気持ちが塞ぐ人がいるかもしれません。就活アドバイザーの私は、心が折れて浮上できなくなったと悩む就活生にこれまでたくさん出会ってきました。
「たくさんの失敗」は、ネガティブに感じるかもしれませんが、じつはあなたがこれまでたくさんの挑戦をしてきたという証でもあります。これは、とてもすごいこと。
行動しなければ失敗はないわけで、失敗した人だけしか味わうことができない貴重な経験なのです。いわゆるビジネスでの成功者も、かつては失敗ばかりしていました。失敗しなければ成功はないと言うほどに「失敗経験」はとても大事なのです。これは慰めではなくて、事実です。だから失敗を繰り返し試行錯誤して、また失敗を繰り返している人ほど、社会では成功者になっているのです。
ですから、度重なる失敗を恐れないでください。
ただ、その失敗の原因については追究したほうが良いです。誰かに相談するなどして失敗の問題を見つけて改善すること。方向性を再確認することも必要かもしれません。とにかく、少しずつでも行動することで自己成長を積み重ねていくのが良いのではないでしょうか。そのような前向きな努力は、あなたの将来に必ず良い影響を与えてくれるはずです。
深イイ名言のご紹介
「成功は失敗の反対ではなく、失敗を乗り越える過程にある。」 – アリストテレス
「否定と出会うことが出発点である。」 – ジークムント・フロイト
「失敗は成功のもと。」 – 日本のことわざ
「人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである。」– クリスチャン・バーナード
「疲労と悩みを予防する第一の鉄則は、たびたび休養すること。疲れる前に休息せよ、である。」– デール・カーネギー
最後に
ときには就活から逃げたくなったり、逃げて余計な時間を無駄に使ったり、休んでいる時間が長くなってタイムオーバーしてしまうこともあるでしょう。たとえ周囲の人に先を越されたとしても、心身を整えることが、まずは一番大事です。休んでいた期間も決して無駄ではありません。無理なく身体を休めて、再出発すればよいのです。就活は気が滅入ることが多い。その気持ちは、就活生と直接接しているので、よくわかります。
でも、これから先、まだまだチャンスはたくさんあることをわかって欲しいと思います。いまの失敗や、いま上手くいかないことにくじけないで。あなたのキャリアはまだまだずっと先に続いています。何度失敗してもそこに成長がある。やりがいがある就活をしているんだという証です。自分に自信をもつこと。
私もこれまで失敗ばかりでした。だからいま、皆さんの悩みを聴くキャリアアドバイザーになれています。失敗や困難な経験は、すべて神様から与えられた試練なのかなと思っています。これからもまだ『失敗』を重ねてしまうことがあるかもしれないですが、何度も言いますが、失敗は挑戦した人だけが味わうチャレンジの証。これは大手企業の創業者がよく社員に言い聞かせることなので、嘘ではなくて本当です。
大人になったとき「あのときの就活は大変だったよ。」と、誰かと思い出を語り合う日が必ず来ます。このブログが少しでもあなたのお役に立てたなら嬉しいです。読んでくださって有難うございました。
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